時の石

ETV特集「不器用な ぼくらの教室~東大・異才発掘プロジェクト~」
を見た。
変わっている子どもたちを集めて、彼らに学びを与えるのが目的らしい。
他人のことを考えずに突き進むやつなんて嫌いだ。天才であっても尊敬はしない。
子どもたちが、
「僕は普通だと思っていても、周りの人には変わってるって言われる。」
と言った。
この言葉を発する自分に酔っているだけだと思った。
違うのかな?
栗本薫の『時の石』を読んだ。
主人公は、同級生が生死の境目にいる時、神経を衰弱させた担任の先生に欲情し、友達が危篤であることさえ忘れる。
この場面が印象的だった。
絶対的に、生は死よりも魅惑的なのだ。
でも、この後で、主人公は死のうとする。
少年たちが生きる意味を考える、それをSFの要素を用いて書いたような純文学だった。
SFが純文学になったのかもしれない。

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