帰り道

ある交差点で信号に引っ掛かり自転車を止めた。

右手の歩道に小学校低学年くらいの少年が2人いた。一人は人の顔が印刷された看板広告を何度も蹴っていた。もう一人は2mほど先で彼が蹴り終えるのを待っていた。もう少し成長すると、分別がつくのかなあと考えたが、彼の性格は変わらない気がした。

信号が青に変わったので自転車を走らせた。家に帰る前にお金を引き出そうとコンビニに寄った。店先で男子中学生3人がパンを売っていた。職業体験のようだった。

涼しい店内ならまだしも、32度を超える炎天下だ。店内から彼らの様子を見ていると、お婆さんが出店の前で足を止めた。僕はアイスを買ってコンビニを出た。お婆さんは彼らからクロワッサンを買い終えていた。

男子中学生3人の顔は見えなかった。思春期真っ只中の彼らが、お婆さんの厚意に対して笑顔で接客できたか不安になった。

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