3/18 お兄さん、昨日も会たネ (バラナシ)

蚊の羽音とあまりの暑さで夜中に何度か目を覚ました。朝の6時半にも蚊の羽音で目を覚ました。そのついでにホテルの屋上から朝日を見た。丸かった。月はいつも丸いけれども、太陽は眩しすぎて丸いかどうか分からない。太陽投影板や太陽望遠鏡で見た太陽よりも、直接目で見た太陽はより宇宙を感じさせてくれた。IMG_5923部屋に戻って寝直した。午前11時ごろに起きてMEGU CAFEを目指し路地を進んだ。日本語を話す従業員にゴールデン・テンプルの近くにあると聞いていたので、昨日、見つけたゴールデン・テンプルの入り口らしきところまで行った。警察とか屋台のおっちゃんとかに間違った道を教えてもらいながらも、何となくMEGU CAFEに辿り着いた。一度に沢山の栄養を摂取したかったので冷やし中華を食べた。店で計5人もの日本人バックパッカーに出会った。彼らは登山で使うような大きなバックパックを背負っていた。いつも大学に持っていく普通のリュックサックに荷物を入れて、重量を6kgにまで絞った僕の勝ちだ。「なまら」が口癖の日本人はインド人に騙されまくっていたが、それを楽しんでいると言っていた。過密なスケジュールで旅行する彼らはすぐに去ってしまった。店内は冷房が効いているので、午後2時半くらいまでゆっくりさせてもらった。盗み聞きした話の中で、道端でいつも目が合っても微笑むだけのお爺さんに2ルピーあげたよっていう話を聞いた。それまで物乞いに1ルピーもあげてこなかった僕は、ただのけち臭い人間なのではと思い始めた。

MEGU CAFEを出てぶらぶらと路地を歩いた。インドに来て6日目にリシケシュで見つけたものより、バラナシで見つけた「安心してください、はいてますよ」はかなり難易度が高かった。胡坐を組んだ足に腕を通して手だけで体を支えている。相当鍛えていないと出来ない。IMG_5925IMG_5929IMG_5931IMG_5926IMG_5938夕方、ガンジス川を眺めながらカッコつけて黄昏ていると、「お兄さん、昨日も会たネ」とインド人が話しかけてきた。
「君に会ったのは一昨日だよ。」
「そうだっけ。お兄さん、失恋でもしたの?」
「どうして?」
「元気なさそうだから。」
「余計なお世話だよ。」
「ここいい景色だね。」
「僕は1人で静かに見ていたいよ。」
「葉っぱいる?」
「いらない。うるさい。」
「何がうるさいんだよ。」
「日本語で話しかけてくるインド人はみんな葉っぱ葉っぱってうるさいんだよ。」
「でも日本に帰ったらできないよ。」
「インドでだって駄目でしょ。」
「みんなやってるよ。お兄さん、やったことないの?」
「もう話しかけないで。」
「何でよ。」
「うるさい。」
「お前の方がうるさいよ。」
逆切れした彼は知っている限りの日本語で暴言を吐いて去っていった。それから1分もせずにバラナシ大学に通っているというラウル君が僕の横に座り話しかけてきた。彼はただ外国人の友達が欲しいみたいだった。Facebookを熱心に勧めてくるが、やるつもりは無いと断った。午後6時から9時まで僕の撮りためた写真を見ながら色々な話をした。ホテルに帰り、ロビーのWiFiを使って彼が欲しいと言っていた写真をメールで送ったが、彼の500Rsのスマホでメールを受信するには一体何時間かかるのか心配になった。部屋に戻り、室温を下げるために床と壁に水を撒いてみた。ところどころ壁のペンキが剥がれてしまった。代償は大きかったが室温は全く変わらなかった。

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